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ゲラン・アレゴリア新作、アンジェリック・リラ。 先日紹介しましたマンダリン・バジリックと共に、 先日発売されました。 ゲランのHPでは、「アンジェリカのフレッシュなグリーンと ライラックの繊細なフローラルが奏でるハーモニー。」と、 あります。 お久しぶりの、ジャンポール・ゲランの調香です〜♪ アンジェリカをはじめ、ヘリオトロープやライラック、 シダーウッド、ペッパー、ビガラードオレンジが香る、 大人の女性的なフレグランスです。 このアンジェリカは、ヨーロッパでは修道院によく生えていたそうで、 別名「天使の草」エンジェルグラスと呼ばれています。 アンジェリカそのものは、単品で嗅いだことがなく、 どんな香りなのかは、はっきりとはわからないのですが、 調べたところによると、フレッシュ&ウッディでありながら、 麝香のような甘さも併せ持っているそうです。 アンジェリカの香りは主に根から抽出されますが、種から抽出されることもあり、 根は香りが強くハーブ調でアーシー、 種は爽やかでスパイシーな香調だそうです。 アンジェリカの香りといえば、 フレデリック・マルの「雨のアンジェリーク」があります。 これは繊細でスモーキーな、そう…例えれば曇り空のような香りですが、 「アンジェリック・リラ」は、つけた瞬間とても爽やか!フレッシュ!! 同じアンジェリカをテーマにした香りでも、随分と違う印象ですね。 なので、もしかしたら「雨のアンジェリーク」は根 (ダンナが「根っこの匂いがする〜!」と言っていたし:笑)を使い、 「アンジェリック・リラ」は種から抽出されたアンジェリカを使っていたりして?? いえ…私の勝手な憶測ですので…う〜ん?? さて、香りの印象です。 つけた瞬間は爽やか〜!!ピリッと青く、スパイシー感もあります。 これが、先に述べたアンジェリカでしょうか?? その後、ふんわりとパウダリーな甘さに移り変わります。 ヘリオトロープがしっかりと香りますね。 アンジェリカの麝香のような甘さ、 そしてリラの花&ヘリオトロープのパウダリーな甘さ。 優しい優しい、大人な甘さが続きます。 女っぽいなぁ…これも、ジャンポール・ゲランのミューズ像かしらん? 古い家屋の裏庭…踏みしめる度に青く香る草と、空気を甘くする花々。 優しい白色の絹をまとう、女性の首筋…。 そんな風景が浮かぶでしょうか。 カラーはそうですね… フレッシュでクリア、なのにソフトでパウダリー。 これをどう表現しましょうか? グリーン系の明清色で爽やかを表現し、 ソフトなトーンのライラック・カラーあたりで優しい花の香り…かなぁ? う〜ん??難しい…。 さて、「優しい」と表現したアンジェリック・リラですが、 実はアレゴリア・シリーズの中では結構、刺激的な面がある香りだと思います。 これはマンダリン・バジリックも同じ傾向です。 アンジェリカもバジルも強壮作用があり刺激的な香りですからねぇ…。 なので、本来は寝香水向きの香りが多いアレゴリアですが、 今回は寝香水にはしないで、元気な夏を楽しみましょう♪といった風情です(^ ^)
by color-m
| 2007-06-08 06:06
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