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ちょっと今日はプライベートな話です。
よかったら聞いてください。 昨日は10月3日。 仕事の資料収集のために図書館へ行き、帰ろうとふと公園の向こうを見上げると…。 そう、あの病院…。 1年前に母が死んだ…殺されたといってもいい、あの場所でした。 10月3日の朝、65歳の誕生日である2日の翌日の手術。 元気な笑顔とピンクの頬、「自分で手術台おせるくらい元気よ〜」などと おどけて冗談まで言っていた母。 簡単な予防手術のつもりで、明るい未来を夢見ながら手術室に入ったのに、 その夜にはもう、ほとんど脳死状態になりました。 10月3日、なんでまた1年後のこの日に、この病院の近くにいるんだろう? その偶然に少し驚きながら、ふわりふわりと母に招かれているかのように、 私は病院に入って行きました。 懐かしく悲しいにおいがします。 去年、母が手術した部屋。そして心臓が停止する23日までいた集中治療室。 検査のため、母がしょんぼりと座っていた長椅子がある長い廊下。 それらは古い施設のため、新しい施設が作られ、 知らぬ間に「一般人立ち入り禁止」になっていました。 すっきりと片付いて何もない古い施設の手前で、 もう近づくことのできない、思い出深い場所を、私は遠くから見つめていました。 廊下の向こう側、古い鉄の扉。 母の気配と想い出は完全に閉じ込められ、 「ああ、これで本当にさようならなのだ」と実感しました。 もう落ち着いたつもりでも、涙がでますね…。
by color-m
| 2006-10-04 19:52
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